充実した休日を楽しんだのでした


 先週の金曜日に始まった小旅行。この2週間前に、エスパスを原工房さんに修理に出していて、今回の旅行の帰りに乗って帰るはずだったのですが、結果は部品の追加発注で間に合わず。でも、無事に帰ってきました。
 初日、秋田空港まではトゥインゴで。そう、エスパスで帰ってきた時、空港に立ち寄って持ち帰る計画だったのでした。羽田空港から京浜急行に乗って、向かったのは、CARBOX横浜。写真は、お昼ご飯のときに、お貸しいただいたイプシロン。まさか、これが知人の乗っていたものと後で知って驚くことに。向かったのは・・・

 やっぱり、とんぱた亭でした。ほかに選択肢は・・・、ないんです。(キャベツをトッピング)

 CARBOXには、英国から輸入されたフィアット500が展示されていました。素敵なカラーリングに悩殺されて、全てを捨ててこの一台、と、うかつにも口走っていたのでした。

 さて、初日の旅は、ここからです。そう、3月17日は、CARBOX愛知店のリニューアルオープン。前日から、お祝いに駆けつけたのでした。横浜から乗ったのは、シトロエン・C4ピカソの日本未導入のショートモデル。しかも、ディーゼル。後半、運転させてもらったのですが、ディーゼルエンジンのトルクが、高速移動を安楽にしてくれます。道中、オーナーの奥様が、僕と同じ大学で同学年であることが判明し、思い出話に花が咲き。あっという間の豊橋行きでした。(前を走るはジュリエッタ

 到着すると、新店舗はお洒落で広い。オープニングイベントで、ヒストリックカーからスーパーカー(言い方古い?)、魅力的な実用車まで、実に嬉しい展示がされていたのでした。

 アルピーヌも。実は翌日のオープニングは雨で、アルピーヌは展示されておらず、前日に訪れて良かったと言うものです。

 両方欲しい。ルノーラグナ3のフェーズ2と、シトロエンC6の3.0Lディーゼル。いや、C6がいい。

 素敵なBカラーの新型イプシロン。残念ながら、売約済みでした。

 これが、自宅からの眺めなら、どんなに素敵なことでしょう。もちろん、エスパスは別のところに停めてあったりして。

 初日の夜は、まるで車山が豊橋に移動したよう。地元のお酒を楽しんで、たくさん食べて。ほんとに楽しかった。

 宴の跡。すごい注文量でした。

 2日目のCARBOX愛知のオープニングは、予報どおりの雨。でも、次々とお客さんがやってきて、雨にも関わらず華やいだ雰囲気。写真はたまたま、ラグナ3のフェーズ1がやって来たときのものです。

 トゥインゴ2台。イニシャルとクイックシフト。

 昨日と違い、ラグナとアヴァンタイムの並び。もちろん、ほかにもたくさん魅力的なクルマが並んでいたのですが、独断と偏見です。

 CRABOXで振る舞われた何種類ものパスタを美味しくいただいたにも関わらず、お昼は、ひつまぶし。美味かった〜。

 ということで、クルマ三昧グルメ三昧を満喫してから、岡山の実家に帰省したのでした。晩ご飯には、いかなご。そう、こんな春先に帰省するなんて、初めてのことだったのでした。これは、旬を楽しむしかありません。

 3日目は、お彼岸と言うことで、母方と父方のそれぞれのお墓参りに。父が亡くなって1年半が経ちましたが、ふとしたときに、まだ生きているような錯覚がして、夢に出て来たり。こうして帰省してお墓参りすると、納得するから不思議なものです。写真は、父の生家の庭に咲く、善光寺で拾って来た種から成長した杏の花です。

 その生家にある蔵が、いよいよ倒壊しました。もう、人が住まなくなって何年経つか忘れましたが、これもひとつの歴史です。

 せっかくの新酒の季節ですから。利守酒造を訪問し、酒一筋のしぼりたてをゲット。そして、地の酒の店ヤマモトでは、御前酒は辻本店の炭屋彌兵衛無濾過生原酒。同じ雄町を醸しているのに、まったく違うテイスト。

 旬を楽しみながら。

 4日目は、日生に、カキオコを食べに行きました。両親が1度だけ食べに行ったことがあって、いつも一緒に行きたいと言われていたところ。

 まずは、市場を覗き、通り過ぎて岸壁へ。カキの仕分けや、写真の干物作りなど、せっせと働く人々。

 加工場と思われる建物の裏からは、カキの殻がベルトコンベアで流れ出て、粉砕されて、

 そのまま船に積まれていました。その船の前に置かれたホタテの殻。そう言えば、市場ではホタテの貝柱など刺身で売っていましたから、その殻なのでしょう。これにカキの稚貝を付着させる訳ですね。

 久々に、たくさんのネコを見ました。

 日生の港。

 カキの養殖いかだのロープを手入れする人々。

 そして、お目当てのカキオコは、「ほり」というお店で。

 鉄板焼き。

 カキオコ(豚玉)。もう、ふっくら美味しいカキは、いくらでも食べれちゃいます。カキオコにはいったい、何個のカキが入っているのかはっきりしませんが、12個かな?

 満足して帰宅。庭に咲く、梅の花

 5日目は、実家をあとに。トランクの中は、昨日の直売所で買ったものばかり。

 新幹線で新横浜に降り、CARBOX横浜に帰ってきました。目的は、C6に触れること。やっぱり良いなあ。ちなみに、写真は、C6からの眺めです。こんなカラーリングは見たことがない、なんとも雅らかなランチャ・テージスを見ることができたのでした。

 そして、ここから、仙台を目指します。ほんとは、エスパスで向かうはずだったのですが、代車のプジョー406で。以前乗っていたことのある406と同じエンジン、同じグレード。ただし、今回は、ブレークです。

 ブレークで良かったと思うのは、仙台への道中立ち寄ることとしていたIKEAでの買い物を積み込めるのか心配だったので。フロントシートを前に寄せることなく、192cmの長尺物を積み込めたのでした。しかも、以前感じたとおり、座り心地と乗り心地が最高。回りたがらない重たいエンジン、ロスの大きそうなオートマ、燃費の悪さは、ご愛嬌と言うか、時代と言うか。高速を走る限り、気になりませんでした。

 そして、この旅の最後の目的、仙台は国分町の、きゃりっこ亭です。冬季はお通しが、おでん。食べ物を頼まなくて良いから、ゆっくり日本酒を楽しんで欲しいと言う店主の心遣い。震災のことを色々うかがいましたが、とても言葉では言い尽くせないことで、どれだけの苦難や葛藤を乗り越えて来たのか、とても想像できないわけです。こんな時に酒を売っていていいのか、廃業も考えたけど、冷蔵庫の中の酒が1本も割れていなかったことは偶然ではないと感じた、など、印象に残る言葉ばかりでした。

 十四代2種、あたごのまつ、東北泉、来福、日高見と、この上ない日本酒と、まさにこれという肴で、仙台の夜を過ごしたのでした。頑張ってください。

 6日目、秋田に帰る日です。仙台入りの際も、高速道路は雪で冷や汗かきましたが、この日も雪予報。仙台で温泉でも入って気温が上がるのを待って帰ろうかなんて話していたのですが、店主に教えられた酒販店に行くと、而今がそこに。ふかふかの406のシートに鎮座しておられました。すっかり満足して、温泉にも入らず、秋田へ。途中、チェーン規制がかかっていましたが、路面に雪はなく、無事、サマータイヤの406で秋田に帰って来たのでした。

 6日間の旅を終えて、また日本酒が増えました(笑)。それにしても、良く飲んで、よく食べて、よく走り、よく動きました。そして、最後までお読みいただいた、あなた、お疲れさまです。ありがとうございました。