最後の秋田の紅葉を見に


 FBMで最高の紅葉を楽しみましたので、贅沢は言えないのですが、秋田の最後の紅葉をと思い、抱返り渓谷に行ってみました。

 インターネットでは見頃とのことでしたが、遠目に、もう終わっている、という感じでした。

 先週満喫した玉川温泉から流れ出る、玉川の中流に位置する抱返り渓谷。この透き通った青緑色の水は、ここでしか楽しめないものでしょう。

 人がすれ違うときに、お互いを抱きかかえるように支え合って返さなければ通れなかったほど狭く険しい山道だったことから、抱返りと呼ばれるようになったと言う渓谷。現在は、すれ違うことは容易ですが、こうして木々の合間から見える渓谷の風景は、きれい。

 まさにここは、というところに陣取るカメラマン。

 最後のトンネルを抜けると、まだまだ素晴らしい景色の渓谷が続いていますが、この先は崩壊の危険があるということで、通行止めでした。本来であれば、このあと向かった温泉まで、歩いて行けることになります。が、やっぱり、距離的に、クルマで向かうような気もします。

 紅葉ではなく、この回顧の滝(みかえりのたき)を見るために、来たようなもの。でも、それなりに達成感を得て、来た道を折り返したのでした。

 そして向かったのは、夏瀬温泉。まずは腹ごしらえ、ということで、じゃこめしのセット。汁物と、小鉢はキノコ。天然もののキノコを楽しむのは、長野以来。おいしい。

 予約するとコース料理を食べられるようなのですが、予約なしは、稲庭うどんか、じゃこめしセットのどちらか、ということ。じゃこめしは、石焼風で、ちりめん山椒がたっぷり。ちりめん山椒だけで、この値段に納得してしまうような。

 じゃこめしは、このような釜に入ってきました。

 先週の強酸性の玉川温泉で活性化された細胞が、弱アルカリの夏瀬温泉で癒された感じでした。ぬる湯にゆっくりと浸かって、大いにリフレッシュしたのでした。(ちょっと傾斜地に停めたので、パーキングブレーキを作動させたまま離れたエスパスですが、今日はカチカチ鳴りませんでした。)

 行きは、前後クルマに挟まれて、写真を撮ることができなかったのですが、帰り道はのんびりと景色を楽しました。木々の合間から見えた神代ダムは、絶景そのもの。

 一箇所だけあった杉林に差し込む夕陽。

 こんな景色は、いまのこの季節しか見えないはずです。来年は、もっと秋田の紅葉を楽しみたいものです。それにしても、夏瀬温泉への道路は未舗装。エスパスは、見事に泥だらけとなりました。

 東北ホップを100%使用したサッポロ・黒ラベル。ホップの香りを強調した感じではなく、いつもの黒ラベルが、すっきりとフレッシュになったような感じです。

 立ち寄った安藤醸造で購入した、十年再仕込み醤油。原材料は大豆、小麦、食塩のみ。平戸で買った刺身醤油が終わったので、刺身用として購入したのですが、これは美味しいお醤油です。

 そして今日は、この4本が届いたのでした。阿部勘は、我が家に初見参。同じようなスペックの伯楽星とは、結構違う感じです。陸奥八仙、これも美味しいですね。