いつもの坂


 毎日、こんな細い坂道を駆け下りて、電車に乗っていました。

 朝陽を正面に浴びながら、いろんな花や鳥の姿に季節を感じ、こんな日がずっと続くと思っていました。

 良いことばかりじゃなかったけど、たくさんの思い出が残りました。もう少し、住んでいたかった。長崎は、美しい街でした。

 長崎最後のランチは、とある方が、長崎で一番美味しいと言っていた、金龍のちゃんぽん。

 一見、何でもないような古びた外観ですが、

 実は、川の上に建つ商店街の一角にあります。何やら、商店街の取壊しが決まったそうで、これが見納めになるようです。