壱岐に行ってきました
対馬、五島と、長崎の離島には何度も行きましたが、壱岐だけは縁がなく、まだ行っていなかったのでした。
飛行機で行ってレンタカーを借りても良かったのですが、今回はエスパスに乗って、唐津東港からフェリーで向かったのでした。
乗船の図。船首から乗り込みましたので、壱岐では、船尾から降りる事になる訳です。
なんと、行きのフェリーに乗り込んだ車は2台だけ。海上は時化ていて、出発後すぐにノックダウン。カーペット部屋でおとなしくしていたのでした。
そして、いよいよ、壱岐に上陸です。
まずはランチ。空腹と船酔いに打ち勝つには、スタミナ〜・・・、ということで、壱岐牛のサーロインステーキですよ。ステーキなんて、何年ぶり?んも〜、うまいのなんのって・・・っと、食べている間は幸せだったのですが。35過ぎて、サーロインやり過ぎでした。脂にやられ、船酔いと合わさり、くらくらしながらも、壱岐の観光へ。
壱岐に教会はないのでしょうか。神社ばかりあるので、神社と、鯨関係と、とにかくはじっこと、できるだけ島の外側の道を走るようにして、ぐるりと観光したのでした。日差しがぽかぽかで、花粉の脅威におびえつつも、全開のサンルーフから春を感じて、気持ち良い事。
聖母宮近くの漁港にて。
猿のような岩が、太陽を見ていました。
砂浜はとてもきれいでした。
牧崎の景観は、今回の旅の中でベスト。
釣り人発見。自分がこんなところで釣りをしたら、魚なんかどうでもよくて、景色にずっと見入っていそう。
徐々に日も傾いてきました。
壱岐で一番標高の高い、岳ノ辻から、原ノ辻方面を望む。対馬、五島と比べて、壱岐は平地が多く、起伏が少ないので、移動が楽ですし、凝縮感があって活気を感じました。
西の展望台から、郷ノ浦に沈む夕日を見ようと待ってみたのですが、翌日の天気は雨予報。早い段階で遠い雨雲に太陽が隠れてしまったのでした。
宿泊したのは、割烹旅館網元。貸し切り状態で、一番良い部屋をご用意いただいて、(お風呂が壊れて使えなかったこともあり)食事もプランより豪華に。
夕方、宿の目の前の漁港に上がったばかりのサワラを中心として、寒ブリとヒラメのラインナップ。新鮮なサワラの刺身、タタキのうまさったら、もうありません。前菜のサワラの炙りの握りも絶品。寒ブリは、大トロの部分を惜しみなくいただき、ヒラメはエンガワも皮ポン酢も最高。
サワラを使った鍋物(火入れ前)。
セレベスという里芋のグラタン(食べかけ)。ふっくらして美味しい。味付けも洗練されています。
サワラの朴葉味噌焼き(食べかけ)。笑いがとまらなくなるくらい、美味い。
天然の牡蠣とサザエの焼き物。大村湾の牡蠣とは全く違う、すっきりしたクリーミーな美味しさ。ほかにも天ぷら、梅干しの入った茶碗蒸し、赤出しなどいただきましたが、どれも美味しいものばかり。これは、対馬の素材勝負の荒々しい料理、五島の素朴な感じと比べて、ずっと洗練されています。やはり、福岡に近いということが、関係しているのでしょうか。
朝ご飯も、満足。しまのたまご、最高でした(卵大好きの私が言うのだから、間違いありません)。もちろんお土産にしました。
宿のベランダからの眺め。昨夜はびっしり漁船が留まっていたのに。夜中にエンジン音が聞こえていましたが、すっかりいなくなっていました。
日曜日は、午後から雨予報。午前中に、見残した観光地を巡りました。
塞神社。ここまでやれば立派です。
梅を背景に。
エスパスのフロントガラスからは、こんな風に空が見えてます。
雰囲気のあった興神社。
ランチを食べた印通寺港ちかくのイタリアン。
菜の花を使ったクリームソース。これがかなりいけたのでした。値段も安いし。壱岐、レベル高いぞ。
この後、壱岐市立一支国博物館、松永安左エ門記念館など訪問し、旅は終了。土砂降りの雨となりましたが、唐津は小降り。帰りのフェリーはあまり揺れず。
さ、これで、長崎の旅は、ひと段落かな。