2台のスポールに試乗!


 この週末は、今日までプチ旅行を楽しみました。旅をしたのは大分県。長崎から何度か遊びに行っていますが、やはり良いところでした。
 土曜日のお昼の便で先生が福岡空港に来ましたので、その前にエスパスのフロントガラスを撥水処理してもらうため、ルノー福岡中央へ。せっかくだからと、2台のスポールに試乗したのでした。
 お店に着く前から、福岡の街にはルノー車の多いこと。そして、お店に着いたら、新型カングーも何台か。長崎じゃまだお目にかかれないのに、ここでは普通。
 新型カングーのリアを眺めて、随分立派になったなあと思う一方、何か雰囲気違うなあと思っていたら、菱形マークがないんですね。旧型にもなかったみたいですが、これだけ面積が広いと、菱形マークがあっても良いような気が・・・

 ほんとは新型カングーも試乗したかったのですが、約束の時間に間に合いそうにない。
 というのも、ルーテシアRSの試乗が楽しくて楽しくて。
 試乗を快く引き受けてくださったスタッフの皆様、ありがとうございました。

 ルーテシアRSに乗ってまず感じたのは、クラッチが重たい!ってこと。なまった左足に気合いを入れ、アクセルを踏み込むと、どんどん回ろうとするエンジン。試乗車はまだ3千キロ程度しか走っていなかったので、上限を3,500回転と決めて走りましたが、それでも早い。早くてかちっと決まるミッションも素晴らしく、さすがRSと感動しました。足回りも固すぎず、しっとりとした乗り味ながら、細かい振動が伝わって来るのは、まだ下ろしたてだからでしょうか。
 外観は、どうも馴染めないフロントに対し、リアはフェーズ1と一緒。見た感じはとても良いのですが、乗ってみて思ったこと。これは次のトゥインゴRSに乗ってよりはっきりしたのですが、ルーテシアはでかい、重たい。
 言い方を変えれば、重厚で、高速道路を飛ばしたくなるクルマでした。ので、さらに結論を言うと、エスパスがある限り、こちらはキャラがかぶってしまうなあと。僕はルーテシアRSにも高速走行の快適性を求めていたのですが、実際に乗ってみて、それは実現可能と思う反面、その快適性では確実にエスパスの方が上なので、これはエスパスで良い。ルーテシアのスポーツの部分を自分が引き出して楽しむことって難しいかもと思ったのでした。

 続いて乗ったトゥインゴRS。考えてみると、まだ普通の新型トゥインゴに乗った事がなかったのですが、カップシャシーを載せたこのRSは、走り出した瞬間、膝を打つ出来映え。昔乗っていたビルシュタインを装着した状態のトゥインゴを思い出しながらも、むしろこのカップシャシーの方がしっくりきて、これは欲しいと思いました。大きさも、軽さも、ルーテシアと比べると、自分の好みです。そう、町中でキビキビ走るのに、最適な1台と思えたのでした。

 内装は、旧型トゥインゴとは全く異なりますが、やはり右ハンドルにしたことで、スピードメーターが遠くに感じてしまう事に違和感。左手でシフトレバーを操るのもぎこちないし、カップシャシーも町中では過剰に思えました。

 2台のRSとも妻の運転で助手席に座ったのですが、どちらも助手席が快適。トゥインゴのダッシュボードを見て、やはりこれは、左ハンドルで乗るしかない。カップシャシーのないトゥインゴRSを仕立てるしかないなと、ただの妄想を膨らませていたのでした。
 そんなこんなで、ぎりぎりの時間まで試乗を楽しみ、ぴかぴかに洗車してくださったエスパスに乗って走り出そうとした瞬間、「クラッチペダルが壊れた〜」って叫んでました。
 踏み込んだクラッチペダルが戻って来ない。ああ〜、とふと我に返ると、さっきまでの2台のスポールのせいで、左足の踏み込む力が入りすぎていただけで、力を抜いてつま先を持ち上げると、軽々と繋がるクラッチエスパスのクラッチがこんなに軽いだなんて、思ってもいませんでした。
 これはもし、セカンドカーにRSが来たら、乗り換える度に左足が困ってしまうんじゃないかと、懲りもせず妄想は続いたのでした。