熊本から長崎に戻るところで合流したのでした

 さて、お盆を岡山で過ごした翌週、妻は、東京からやってきた先生と、熊本(人吉)から鹿児島をぐるりと巡る旅をしていました。
 僕はと言うと、週末金曜日だけ何とか夏休みをとって、妻達と合流すべく、熊本に向かったのでした。

 とき、折しも、ゲリラ豪雨が頻繁に発生していた頃。長崎も、突然の大雨に、出発をためらいましたが、バスは待ってくれません。そう、一行はレンタカーで旅をしているので、僕はバスに乗って熊本へ向かったのでした。そして、道中ずっと雨。運転手さん、お疲れさまです。
 熊本に着いたのは夕方。ホテルで時間調整して、妻達と合流。さっそく、晩餐です。
 やって来たのは、「馬肉Dining 馬桜」。以前、出張で熊本を訪れたときに連れて行ってもらったお店なのですが、前回は体調が悪く潰れてしまったのでした。今回はその辺に気をつけて、なんてことを忘れてしまうくらい、たっぷり馬刺を食べて、焼酎を飲んで、満喫しました。
 そして、せっかくですから、ラーメンを食べたい。お店の人に、お勧めのお店を教えていただき、訪れたのが、「こだいこ」です。

 もう、見るからにおしいそう。馬肉でお腹いっぱいだったのに、中盛をぺろりと食べてしまいました。

 翌朝、熊本はものすごい豪雨。ティーダラティオのワイパーが全く役に立ちませんでした。
 そして、何とか無事に港へたどり着き、高速フェリーに乗って、島原へと向かったのでした。30分の船旅は、あっという間。もう少し寝たかった。

 島原では、まず、町歩き。かんざらしを食べるため、「しまばら水屋敷茶房」を訪れました。店内は、招き猫だらけ。どーでもいいと思いながらも、つい、全て見て回ってしまったのでした。

 お昼ご飯は、島原名物のそうめんです。やって来たのは、以前から気になっていた、「一高本舗」です。カフェのような空間で、既成概念を覆すような美味しいそうめんをいただくことができました。僕が注文したのは、2色の冷やしそうめん。2色のめんは、自分の好きなものを選べたのでした。

 この日は、雲仙に泊まります。そのため、のんびり島原半島を一周することにして車を走らせていたら、口之津で資料館を発見。ふるさと創成事業で造られたと言う車1台の幅しかない橋を渡って、「口之津歴史民族資料館・海の資料館」を訪れ、口之津の歴史を学んだのでした。口之津港は、長崎港よりも前に開港したそうで、キリスト教が伝来し島原の乱へとつながる訳です。また、三池炭坑から運ばれた石炭をここから船に載せたそうでして、とても栄えていたそうです。からゆきさんが旅立ったのも、この口之津港。なんだか、知らなかったことばかりだったのでした。

 雨の1日となったこの日は、雲仙福田屋に泊まり、ゆっくり温泉に入って、疲れを癒しました。設備は古さを感じましたが、おもてなしの心遣いが行き届いていて、安心して人に勧められる宿だと思いました。

 僕にとっての旅の最終日は、雲仙から一路、波佐見へ。陶器を物色し、カフェランチを楽しんだ後は、まだ行ったことのない、有田を訪れたのでした。有田焼の卸団地は、写真のような広大な敷地内に、たくさんのお店が並んでいて、これはもう、大変です。好みのものを見つけ出す、そんな喜びに満ちてます。ただ、全部見て回るのは、1日仕事になりますけど。
 久しぶりに快晴となったこの日は、気分よく長崎市内に戻り、最後の晩餐を楽しみました。そう、すっかり気に入ってしまった「草花洛」で、鯛の塩釜焼きをいただいたのでした。幸せです。締めは李軒でチャンポン。これで、夏の旅は終わりです。楽しかった〜
 先生は、翌日東京に帰りました。今回も、長旅お疲れさまでした。また、遊びに来てくださいね。