さぬきテアトロンの道中記

 小田和正さんのコンサートツアー「今日も どこかで」の追っかけ第2弾。四国香川県は、さぬき市のテアトロンに行って来たのでした。
 コンサートは土曜日。早朝、3時に起きて、ETC深夜割引の適用を受けるべく、高速道路に飛び乗りました。

 深夜より早朝の方が、道路は走り易い。順調に距離を重ね、10時半頃、瀬戸大橋に到達。

 瀬戸大橋は、これまで何回も渡りましたが、車で渡るのは2回目、しかも、自分で運転しては初めてだったので、喜びもひとしお。制限速度でゆっくりと、景色を楽しみ、そして与島パーキングエリアにも立ち寄りました。
 子供の頃、岡山の田舎に帰省するたびに、瀬戸大橋の工事の進捗具合を海や山から眺めるのが楽しみでしたが、橋の途中の島から瀬戸大橋を見上げるのは、視点が変わって、面白いものでした。

 まっすぐテアトロンに向かうには早すぎます。高松市街、屋島を通り過ぎ、庵治半島へ。何となく迷い込んだ半島でしたが、採石場の様子は圧巻。お昼ご飯の讃岐うどんは絶品。海はきれいだし。後で知ったのですが、この半島の先端は、四国最北端だそうです。

 瀬戸内海って、ほんと、穏やかで、きれいです。いや、むしろ、この浜が、特にきれいなのかも知れません。

 庵治半島をぐるっと見て回り、志度の手前の道の駅に寄ってみると、引退した琴電の車輛が保存してありました。車内も自由に見ることが出来、思わず、運転席でポーズ(の写真は、恥ずかしくて載せられません)。

 志度駅で待ち合わせをしていた母を乗せ、テアトロンへ。駐車場から会場への坂道は、暑さと荷物の重さでひっくり返りそうでしたが、早起きした甲斐があったというもの。芝生席(自由席)は最前列に陣取ることができ、コンサート途中には、小田さんが目の前を歌いながら通るというハプニングがあったのでした。
 このテアトロン。空と海と夕陽、暮れてゆく景色を見ながら、コンサートを楽しみ、最後には頭上に花火が打ち上げられると言う、夢のようなイベント。またこんど、があれば良いのですが、あったら、全国どこにいても、やってきたい。この夏、一番の思い出となりました。

 へとへとになって高松市に戻り、チェックイン。遅い時間でしたが、高松にせっかく来たのですから、骨付鳥を食べたい。深夜までやっている店は少なく、やってきたのは「鳥三昧 壱夕」。あつあつジューシーなもも肉に、かぶりつき、生ビールを飲み、かぶりつく。これだけで、お腹いっぱいになってしまいました。

 さて、翌日。長崎に帰る日です。来た道を、ただ戻るのでは面白くありません。道後温泉に入り、船で九州に渡ることにしたのでした。写真は高松から松山への道中。ディアブロSVに追い越されるの図です。

 以前、道後温泉に来たのは、数年前のはず。出張のとき、日が暮れてから来たので、こうやって青い空の下に眺めると、随分印象が違います。立派な建物です。

 お昼ご飯を食べ、坊ちゃん列車の方向転換をとくと眺めた後、いよいよ温泉に入りました。今回は、3階の個室を利用。館内の見学が出来るうえ、入浴後には、お茶とお団子が振る舞われます。又新殿という皇族のためのお風呂を見学したのですが、浴槽に使われている石が、昨日訪れた庵治の石ということを知り、旅の面白さを感じつつ、ゆったりと旅の疲れを癒したのでした。



 そして、八幡浜港やってきました。夕方だというのに、日差しが強すぎて、暑くて仕方ない。乗船券をワイパーにはさみ、17:25の出航を待ちます。

 そらまめ号が船に乗るのは初めてです。別府港まで、2時間50分の旅。昼寝するにはもってこいですが、さすがに遠いですね、。

 途中、雨が降ったのでしょう。別府の街も、雨で花火大会の開始が遅れていたようです。ごった返す人の波とは反対に進み、回転寿しで夕食をすませたあと、長崎に戻りました。1皿100円で十分おいしいお寿司が食える。別府はやはり、魅惑の街です。また、温泉に入りに来たい。
 ということで、1泊2日の強行軍、さぬき行きの旅は終わりました。もっとゆっくりできれば良かったのですが、広島で遊んだばかりだし、お盆には岡山に帰省するし。小田さんのコンサートも、もう1回行くし。ほどほどにしないと、家計がもちません。

 ところで、そらまめ号のiPodとナビですが、いろいろあって、写真のように落ち着きました。ProClipにナビとiPodを両方付けていたところ、重さでブルブル震えてしまい、落ち着きませんでした。そこで、HERBERT RICHTERシガーライター・マウントを用いて、ナビを固定しようとしたのですが、そらまめ号のシガーソケットがくるくる回ってしまうので、結果、写真のように、重力で安定するよう、ナビをシガーソケットから下側に装着するようにしました。これにて、一件落着です。