アーシングの効果は絶大、ファンは直りましたが


 エスパスが帰ってきて、ようやく迎えた週末。さっそくエンジンルームを開けてみると、うんうん、見慣れない青いケーブルが張り巡らされています。エンジンカバーはきれいになっているし、ラジエーター液も増えているし、元気が補充されてきた感じです。

 S.B.T.さんによると、アースポイントは24カ所(!)にもなったとか。それらをケーブルで繋いで、と、考えただけでも気の遠くなるような作業。ほんとに、ありがとうございました。
 昨日、100kmほど走った感想では、トルクの出方がスムーズになって、これまで2速でしか登れなかった坂が3速でも大丈夫に。一定のスロットルでの定速走行が楽にできるようになり、高速道路ではこれまで以上に滑らかにスピードが「上がり」ました。インターでは4速での合流が痛快。また、瞬間燃費の数字の収まりが良いような気も。
 そして、なにより、静かになった。でも、静かすぎるなあと思って50kmほど走ったら、やっぱりファンが回っていない。よくよく見ると、ファンのコネクターが外れてました。コネクターの爪が甘くなっているみたいで、急遽軍手を購入して手探りではめてみたら、回りました。ちゃんと。
 ところが、中心部の外れたファンを完全に元に戻すことは不可能ということを体得したのでした。S.B.T.さんはファンの中心部を作り直し、円心を出すにも相当苦労された訳ですが、どうしてもファンが回ると一定周期の振動が出てしまい、それがエンジンルームから車内に音と振動となって入って、船酔いのような症状を引き起こします。それと、やはりモーターにも傷みがあったのでしょうか。回転音自体も大きくなった気がして、これは素直に新しい部品を取り寄せた方が良かったのかなあ、と思った次第。
 でも、新しい部品を取り寄せたとしても、いずれ、今回と同じようなトラブルが発生する可能性を否定できません。S.B.T.さんに教えてもらったことと、素人考えも含めての見解ですが、以下にその理由を示します。

 上の写真は、ファン・モーターの軸の部分です。ファンがきちんと固定されるように切り欠きがしてありますが、なんと、ファンの方の軸受けの部分は切り欠きがされておらず、円形だったそうです。それが下の写真。ファンは、ただ1本のネジでモーターの軸に留められていた(ただし、緩み止め(ロックタイト)が塗布してあった)とのことで、緩んではいませんでしたが、推定原因としてはモーターシャフト、もしくはファンブレードの軸受け部分への油分、ゴミの付着、あるいは組み付け段階での締め付けトルク不足が考えられるとのことでした。
(上下の写真は、S.B.T.さん撮影です)

 今年の2月頃、新品で取り寄せたファンがこの有様ですから、また新品を取り寄せたとしても同じことかもしれないなあ、というのが心配と言うか、あきらめの感想なのです。ただ、例えばほかのエスパスや、ファンの形が実質同じと思われるラグナ(国内では2Lモデルの方)について、このようなトラブルがあるとは聞いたことがありません。であれば、eBayで中古品を探して輸入して、同じような問題が発生しそうであればあらかじめ対処して取り付けた方がまだマシかなと思い、またまたネットを徘徊しています。
 冬の間はエアコンの使用頻度は大幅に下がりますから、エアコン使用と渋滞がなければ、ファンが回ることも減って、振動に悩まなくても良いとは思います。春は窓を開けて走りますし(来春の花粉は少ないとの予報だし)、梅雨前までになんとかすれば良いかなとは思っていますが、出物があればすぐにでも直したいというのが本音かも。
 せっかくアーシングで静けさが増しただけに、悔しいなあ。でも、これも勉強です。S.B.T.さん、引き続き、よろしくお願いします!

追記:今日、買い物とかでエスパス乗っていたら、どうやら、ローでファンが回らなくなったようです。ときおり、ハイでファンがまわる状態。実はこれ、今年初めにファンを交換してから、ずっと同じような状態でしたので、そもそも、レジスターはすぐに壊れる運命にあって、ハイでしかファンは回らない仕様のようです。何が原因なのか、皆目検討つきませんが、どうしたものでしょう。